浮舟短歌

真夜中にいつくしむ雨われを抱く

願うならタイムマシンに乗り込んで過去を変えたい君を助ける

願うならタイムマシンに乗り込んで過去を変えたい君を助ける




ルックバックのせいで涙腺崩壊して何を聴いても何を見ても泣いてしまう。過去に戻れたらって、何度思っただろう。今をやっていくしかないのも分かる、でも過去に戻れたら、過去の記憶にすがれたら、とか色んなことを考えてぼろぼろ泣いてしまう。起こったことがどうしようもなくて、現実を変えることができなくて、ただひたすらに泣いた。それを辛い思い出じゃなくすることが、いつかできるの?懐かしい思い出だとか、今を生きるとか今の私には全然思えない。でも本当にある日天から降ってきたみたいに過去を編集できるならどんなにいいだろう。タイムマシンがあれば絶対にやり直してどんな方法を使おうと友達を助けに行くのに。私はただ一緒に傷つくことしかできない。自分が本当に情けない。共倒れにならずに距離をうまくとってとか医者は言うけど、私はただただ己の無力さを思い知らされる。私に出来ることがあればいいのに。でもそれを実際的な行動に移すのは全然遠くて、暗い夜の海を手探りで泳いでいるような気持ちがする。ただ、ぼろぼろと目の前のあなたのために泣いている。見えないけれど、私にはあなたの顔が浮かぶ。言えないけれど、いつも伝えている。