浮舟短歌

真夜中にいつくしむ雨われを抱く

落下する爆弾つらし溢れ梅ひとのいのちぞ軽く散るらむ

落下する爆弾つらし溢れ梅ひとのいのちぞ軽く散るらむ

 

どうして人の命はこんなにも軽く、溢れ梅のように散ってしまうのか。

世界で起こっている戦争に心を痛めています。短歌を久しぶりに詠みました。落下と落花を掛けています。

虐殺をやめろ、戦争をやめろ、民族浄化をやめろ、

絶望した世界で、梅の花がこぼれて散っていくのが美しいことも同じように今ここにあって、なんだか打ちのめされています。どうして辛いことばかりなのに美しいものが目に入るんだろう。

 

梅の花言葉には「忍耐」があります。

最近ガザ難民女性が作る刺繍ポーチに先行投資を行いました。何年でも届くのを待ちます。

耐え忍んだ先に春が待っていると信じてます。

慈雨