浮舟短歌

真夜中にいつくしむ雨われを抱く

羅小黒戦記を観た

ネタバレ全開で書きます。
フーシーのことを考えて頭痛くて。ただ故郷に帰りたかっただけなんだよ。人間サイドからしたら、妖精は崇められて敬われる存在じゃないとだめなんですか?人間のせいでフーシーの故郷は帰ってこないんだよ。なのに、公式で公園化されてみんなの憩いの場になるってどんなリョナなんですか………。
ただもうあの懐かしい故郷から一歩も動きたく無い、だから故郷の一部になる選択をしたフーシーを会館側が揶揄するのはどうしても許せないよ。考えが青いと思うか?でもただ目的のために突き進み後戻りできなくて木になることを選んだフーシーのこと、会館側はドライに見てて私は………。
領域を手に入れた時の幼い笑顔。
領域の中で迷子になったような不安な顔。
最後のシャオヘイへの謝罪。
もちろんフーシーのしたことは妖精的にはタブーだったんだろうけど、それを責められるのは小黒だけだってのもそうなんだけど………でもそれすらも、会館側のパワーで人間の記憶無くしたり、工作がされて、無料の公園になってフーシーのことが忘れられてしまう。小黒はそれすらさっさと許してムゲンについていき執行人として活動していくことを思うとなんか、もう、フーシーのことをこれ以上凌辱しないでください………という気持ちになってしまう。
もっとシャオヘイと仲良くなって家族になって説得してめちゃくちゃ時間かけたら成功ルートもあったの?
ムゲンが先にシャオヘイと長く接したから?

マイノリティとしてムゲンとフーシーは対極に描かれているわけだけど、あと200年生きたら考えも変わったのかな?でもフーシーのことさぁ………誰も責められないよ…。仲間たちも最後まで結局はフーシーに寄り添うことはできなくて牢の中で長い時を過ごす。

人間にとって敬われ崇められる存在でなければならないのかな。妖精。
偉大な力を持っているからこそでないと祟りとか言われるから、人間と共存していく会館側は執行人が必要なんだろうか。

これからwebアニメとか第二作目とかもあるのかもしれないけど、ちょっとフーシーの傷が治らない。

ムゲンにはシャオヘイがいて良かったね……どこにも居場所がないムゲンとどこにも居場所がないフーシー、それぞれにシャオヘイがいたら良かったのにね………

どうしてフーシーだけあんなつらい目に遭わないといけないんだろうな………フーシーはこれまで人間とも共存してみようとか色々してきたんだよな………でもこのままじゃ人間に居場所を本当に奪われてしまうっていう焦りとか危機感を会館は分かってなくて、何とかしようと突き進んで自ら退路を絶っていく姿におれは………

シャオヘイに感化されてハンバーガーを頬張りながら環境破壊についてできるのはこのゴミクズを分別するくらいで、私は生きるために自然を破壊している。

人間殺してもどうしようもないからこそめちゃくちゃ考えた結果領域を手に入れたかったんだよな。

あの頃の懐かしい故郷に帰りたかっただけなんだよフーシーは………どうしてみんな邪魔するの………善悪の区別とか言ってたら本当に欲しいものは手に入らないって気づいちゃったから………フーシー………

まとまりません。また書くかも。