浮舟短歌

真夜中にいつくしむ雨われを抱く

🎀教員辞めて歌人になった話🎀

#ぽっぽアドベント を見て、私も何かを書きたいなと思いまして………。昨年と今年で変わったことを書きます。


残業100時間部活で土日ナシ、様々なトラブルが毎日発生し続けて私は子宮困難症から多嚢胞生卵巣症候群が判明、かつメンタルがぶっ壊れて思い切って教員を辞めました。やったね!


セクシャルマイノリティ当事者が教員になれば、子供の役に立てるかなと思っていました。でもそれより先に自分の体が壊れちゃいました。


休み始めた最初は色々なところに移動して遊びにいってみたのですが、パニック発作が出てきて、それも難しくなりました。教員の頃からイベントには好きな作家さんの作品を買いに行っていたのですが、人混みや満員の交通機関が無理になってしまったんです。


眠剤4種盛り合わせと抗うつ薬をMax量飲んで突然やってくるパニック発作を押さえているので普段なかなか外に出られません。

でもこの感染状況で別に外に出なくていいんだ!という感じがしたので家で短歌を詠みだしました。


賞に応募してみたけど箸にも棒にもひっかからなくて、自分のためにもっと詠もうと思い少しずつ勉強するようになりました。まずはたくさん詠んで定型の57577を身に染み込ませるところから。


だんだんたくさん詠めるようになってきてテレビを見る集中力が戻ってきました。この頃から新聞も少しずつ読めるようになってきたと思います。鬱で目が滑って長文が読めませんでした。今もまあ、そうですが。小説とか読めないです。だから短歌はちょうど良かった。


ずっと家にいたので、Netflixでルポールのドラァグレースを見始めました。自分はノンバイナリーというのもあり、ドラァグクイーンに元気付けられる毎日でした。ジェンダーとは模倣なのだと背中を押されるようでした。そこには様々なクイーンがいて、私も短歌でドラァグを表現したいと思いました。


短歌でドラァグを表現というのは、なりたい自分を短歌で体現することです。


ドラァグクイーンに自分の短歌をリップシンクしてもらいたくて、イラストをデジタルで初めて描いてソフトと格闘して、ポスターを友人にデザインしてもらったり、Twitterで宣伝してもらったおかげで刷った冊数の半分以上が売れました。収支はもちろんマイナスですが、金銭を上回る体験ができました。


0から本を作るのは大変でしたがネットや友達の力を借りて大規模イベントに出ることができたのは私の大きな自信になりました。


私は、短歌で心のひび割れに光を当てることができると信じています。


初めてのイベントは大変なこともありましたが、本当にいい体験になりました。

体調は相変わらずでこの文章も布団からお送りしております。


このサイトでも勝手にぽっぽアドベントに触発されて、#アドベント短歌 をやっております。短歌にこれまで触れる機会がなかった方にも、良かったら一日一首は更新しているので読んでもらえたら嬉しいです。


ここまで読んでくれてどうもありがとうございます。

皆さんのクリスマスに乾杯!!!!


追伸

私の推しはサーシャ・ベロアです。

みんなS9を観てください。後悔させねえからよ………。初めての方はS6からがいいかもしれません。S12もおすすめします。S5も外せませんね。人生万事、デコってなんぼ🏳️‍🌈