浮舟短歌

真夜中にいつくしむ雨われを抱く

泡風呂のしゃぼんは苦し働けど心もとなき朝靄の舟

泡風呂のしゃぼんは苦し働けど心もとなき朝靄の舟

 

 

朝靄の中で泡風呂に浸かっていて、その泡が口に入ってきて苦いと感じるような気持ちで働いています。

 

善意から気遣ってくれるほど逃げ場がなくなってしまうのです。

 

なぜ高齢者のバリバリ働いている女性ほど名誉男性ムーブになってしまうのか分からないです。お茶!と言ったり荷物を持たせたり。

 

金があれば大きな声で物を言えるのか、苦労してきたと大声で語れる人に若い人の死にたさは伝わるのか、仕事バリバリ働いて金もある健康な高齢者に何を言っても伝わらないような気がしつつも、今日もお金を稼ぐために家を出てゆくのでした。

そんなに健常者って偉いのかしらん。