浮舟短歌

真夜中にいつくしむ雨われを抱く

いっしょには逝ってくれないひとが好き手折れば倒る立葵とて

いっしょには逝ってくれないひとが好き手折れば倒る立葵とて

 

立葵は水を吸い上げる力が弱いから生花には向きません。茎を焼けば少し保つかもしれませんが、あんなにもたくさんの花を咲かせても切ってしまえばすぐ枯れてしまう。そんな立葵のようなかよわい人間だとしても、自分とは正反対の健康で元気な子が好きだという幸村精市のために詠んだ歌です。

テニスの王子様ギュッとドキドキサバイバル。

幸村精市を落とせなかったために生まれた短歌でした。ガーデニング好きなら立葵花言葉も分かるはず。幸村精市の見た全国大会での夏の立葵は眩しかったでしょう。(幻覚)

幸村精市に相応しい花言葉です。

 

次こそは落としてみせる……